今回の特集は、「RVパークライトとは?」。
後半では、RVパークライトの施設の中から1つピックアップしてご紹介します。
まずその前にお話ししたいのが、RVパークとは何か?
RVパークとは、キャンピングカー保有のお客様をはじめとする、全国の車中泊ファンの皆様に『快適に安心して車中泊が出来る場所』を提供するために、日本RV協会が定めた条件を満たし、認定された車中泊スペースです。
温泉施設、宿泊施設、道の駅、遊園地等の様々な施設でRVパークが設置されており、年々その数は増え続けております。
RVパーク開設の条件とは?
開設には、以下の条件が必要になります。
- ゆったりとした駐車スペース(幅4m×縦7m)
- 24時間利用が可能なトイレ
- 100V電源が使用可能(1台あたり20A以上推奨)
- 入浴施設が近隣にあること(車で15分圏内)
- ごみ処理が可能
- 入退場制限を緩やかに(いつでも出入り可)
- 看板の設置(ロゴは日本RV協会が提供)
- 複数日の利用が可能
さて皆さんの中には、RVパークは大型のキャンピングカーを持っていないと利用できないんじゃないの?と思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、一般車でも利用可能で、快適に過ごせるような条件が整っていることが魅力です。
RVパークライトとは?
RVパークライトとは何?という本題に戻りますが、
各施設の状況や環境によりRVパークの認定条件を一部満たせていないが、日本RV協会の調査を受け安全安心に車中泊を行えると認定された施設です。RVパークライトの施設に訪れる際は、HPなどで施設情報を確認してみましょう。ブルーのロゴが目印です。
さてここからは、数あるRVパークライトの中から1つご紹介。これからの季節に楽しめること、おすすめポイントなど、担当者の方にインタビューしました。ぜひ、車中泊の旅の参考にしてください。
RVパークライト スターフォレストキャンプ葉山
お話を伺ったのは、RVパークご担当の白葉まり子さん。白葉さんからは、ホームページでは伝えきれない『魅力あふれる施設を、多くの方に知っていただきたい…!』そんな真っすぐな思いを語っていただきました。
――都心に近く、高速逗葉新道の料金所から車で10分、海まで10分と、とても便利なロケーションですね。
はい、そうなんです。鎌倉にも近いですから、こちらの施設を拠点にして一日遊んで帰ってくる方もいらっしゃいます。近くには、コンビニやスーパー、そして葉山ステーションという道の駅もありまして、ここでBBQの食材も揃えることができますし、お弁当やお惣菜、焼き立てパンなども購入できますよ。本当に立地に恵まれていると思います。やはり海に近いというのは推しポイントです。特に「秋」の海はおすすめです。
――葉山の海は夏だけでなく、秋もおすすめなのですか!?
SUPでしたら10月ぐらいまで楽しめます。一色海岸は浅瀬ということもあり、初級者の方にもおすすめです。膝丈くらいの深さですのでスーツを着れば11月でも大丈夫だと思いますよ。
実は、地元の人は夏以外の時期に海を楽しむことが多く、砂浜を歩かれる方もいらっしゃいますね。ワンちゃんと一緒に散歩する方も多く見られます。
そして、ぜひ訪れていただきたいのが「立石公園」です。かながわの景勝50選にも選ばれていて、とてもきれいな景色が見られる公園です。ここから見える夕日が素晴らしく、巨岩と富士山と一緒に夕日の写真を撮ることもできます。土曜日は朝から駐車場がいっぱいになってしまうので、平日にわざわざでも来る価値があると思います!
また、朝晩、肌寒くなった季節だからこそ楽しんでいただきたいのが焚火です。星空を見ながらの焚火は最高ですよ!
――焚火をすることができるのですか?それは魅力的ですね。
そうなんです。焚火のできるRVパークが少なく、更にデッキの上でも焚火ができる施設はなかなかないようなので、焚火をすることが目的で訪れる方もいらっしゃるぐらいです。
他にも、施設内には展望カウンターがあり、遠くの山の景色を眺められます。コーヒーを飲んだり、本を読んだりしながら、のんびり過ごしていただくこともできます。夜は小さな明かりが灯りますので、お酒をしんみりと召し上がっていただくのもいいのではないかと思います。
~~取材後記~~
葉山の自然やアクティビティが1年を通して楽しめることを、今回取材を通してよく分かりました。
一人ひとりの理想の過ごし方ができそうですね。そして各RVパークライト施設の情報は、事前にHPなどで確認をしていただき、ぜひみなさんにとって最高の車中泊の旅をお過ごしください。