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父娘2台での車中泊旅で学んだこと

投稿者:松本周己(しう@SOTO)
投稿日:2019/07/24
  • 車中泊・くるま旅
例年、春に地元・熊本から北上して北海道で夏を過ごし、冬には熊本に帰るというスケジュールなのですが、2016年春に予定していたキャンピングカーの雨漏り修理が熊本地震により延期。7月になって落ち着いた頃を見計らって、施行していただくべく北陸の知人宅まで赴く事になりました。
すると、父が軽自動車(スズキ エブリィワゴン)でついてくると言い出した。気候の好い春先、わたしが北上する際について来ることはありますが、簡単な車中泊装備しか用意していない我が家のエブリィでは7月半ばの暑さに耐えられるとは思えません。かと言って、父とキャンピングカーで何日も一緒に過ごすのは正直イヤです。父自身も、それは理解しているようで「エブリィで行く、大丈夫」と言い張る始末。行くなら一人で好きに行ってくれたらいいのに…。
 

Rocky21とエブリィワゴン

夏の車中泊、欠かせないのはクーラー

そういうわけで熊本~石川までの往復10日間、父とキャラバンすることになりました。
自分ひとりだったら寝苦しくても我慢しますが、父が一緒だとそうはいきません。これでも一応、気を遣っているのです。
我が家=Rocky21は「寒い時季は暖かいところ、暑い時季は涼しいところへ」を理想としているので夏の暑さ対策と言えば充電式扇風機がメイン。ルーフエアコンも搭載しているし発電機も装備していますが、騒音が気になるのであまり使用していません。
しかも当時は発電機が不調で、すぐに止まってしまっていたのです。つまり、どんなに暑くても外部電源を差さない限りクーラーが使えないということ。よくないタイミングというのは重なるもので、クルマのクーラーもエアコンガスが抜けているのか全く冷えないという二重苦。これでは西日本の夏を乗り切れません。


道の駅 阿武町から日本海を一望

関門海峡を超え、1泊目は道の駅【阿武町】(山口県阿武郡阿武町)をチョイス。駐車場の一角がRVパークになっており、コイン式の外部充電が利用できるのです。1時間100円、お金を入れただけ使えるという仕組みなので、夜間クーラーを点けたまま眠っても料金分を過ぎると通電が切れ、必然的にクーラーもオフになるのでかえって助かりました。
道の駅には物産館と温泉施設、温水プールも併設。オシャレなダイニングカフェで新鮮な魚貝類や無角和牛に舌鼓。
目の前には奈古湾が広がりロケーションも抜群! 夕陽スポットでもあります。グルメ、温泉、景観と3拍子揃って大満足でした。
 

年齢なりに…トイレは近い方がいい


管理棟&トイレにもっとも近いサイト、ほぼ横付け状態

わたし自身は基本的に一人旅なので、キャンプ場を利用することは稀です。初めて利用するキャンプ場だと、場内がどのようなレイアウトなのか分からないのでネットで調べるのですが、期待通りのページがヒットするかというと、なかなかそううまくいかない場合も。
検索の末に選んだ【緑水湖オートキャンプ場】(鳥取県西伯郡南部町)。管理している【緑水園】で日帰り入浴し、手続きを済ませると電源ボックスの鍵を渡され「あとはご自由に」と、放置状態。この日の利用者は我が家だけだったのです! なので、どこでも好きな場所に停めてくださいと。管理人さんもいません。
キャンプ場は小高い丘の上にあり、晴れていれば西日本最高峰の大山(だいせん)が一望できるのですが…この日は小雨が降ったり止んだりというあいにくの天気で、鳥取県ご自慢の満天の星空も当然、期待できず。さらには名称に冠してるにも関わらず、緑水湖も(天気に関わらず)見えないのです。
眺めが期待できないのであれば、トイレの隣でいいよね。
年齢を重ねるとトイレが近くなりますし、夜中に傘をさしてトイレまで行く事を考えたら、多少のニオイなど二の次です。(ちなみにニオイはしませんでした)
オートキャンプサイトには区画ごとに炊事場と電源が付いてます。炊事場が個別についているというのは便利ですね。
誰の目も気にせず気ままに過ごせたのはよかったです。とっても静かな夜でした。
 

たまには、ゆっくり足腰のばして休みたい


松林に囲まれた北条オートキャンプ場

エブリィにはコットを設置して敷き布団を二つ折りにして敷いてあり、父は「これでじゅうぶん快適」と言っていますが車中泊が何日も続くとやはり疲れが溜まってくるようです。
そこで、ちょっと贅沢して【北条オートキャンプ場】(鳥取県東伯郡北栄町)のバンガローに泊まりました。ここは道の駅【北条】の向かい側にあり、機会があれば利用してみたいと思っていたのです。
オートキャンプとバンガローの料金は1,500円くらいしか変わらないので、わたし持ちでプレゼント。(オートキャンプ4,800円、バンガロー6,500円)
キャンプ場は松林に囲まれており、クラスCのRocky21では屋根などに枝が当たりそうでヒヤヒヤしながら、ゆっくり進入。無事に停めることができました。
バンガローは5名まで泊まれる広さ、とても綺麗でベッドも真新しい。エアコンもついているし、快適快適!
キャンピングカーからテレビを下ろして持ち込んで、ビデオを見ながらゆったりのんびり寛ぎました。
しかし隣にいた大学生くらいのグループは、我が家の取り合わせを不思議な気持ちで見ていたに違いない…。大型キャンピングカーに乗っている女性と、軽ワゴンの男性。父娘と思うだろうか? 年の差婚の夫婦だと思うだろうか? よもや不倫の逢い引きとは思うまいな?
気にしても仕方がないので「こんばんはー!」と元気よく笑顔で挨拶。これが一番。
 

旅の楽しみはご当地グルメ


道の駅【舞鶴港とれとれセンター】で、豪華にウニいくら丼!

食事の準備は、もちろんキャンピングカー内でします。
父はものすごく早起きなので、朝食はわたしが寝ている間に「すき家」などで済ませて来てくれます。お昼ご飯は道の駅で豪華に海鮮丼などを食べて、晩ご飯は道の駅やスーパーで食材を購入し、車内で調理。
わたしはあまり料理が好きではないので、自分ひとりの時はワンパターンで適当に済ませてしまいますが、これも父が一緒だと「今日は何を作ろう、明日はどうしよう」と悩むことに。どうせならご当地食材を食べたいですしね。
もうすぐ目的地に到着することだし、お祝いに(?)ビジネスホテルに泊まろうと父からの提案が。もうウン十年前、出張で小松市内に泊まった際にタクシーで繁華街まで飲みに行った事があるらしいのです。おそらく、いいお店にあたって美味しく楽しい夜だったのでしょう。
言うは易し。ネットで希望価格に見合ったビジネスホテルを探して、ようやく空いていたホテルは繁華街まで4〜5kmくらいあるという。タクシー代を考えたら、ホテル内の居酒屋で美味しいものをたくさん頼んだ方がいいのでは? と心変わり。
ところが…居酒屋のメニューが、イマイチ。海の幸満載、東北の日本酒勢揃い、という夢は破れ…。せっかく奮発したはずが、何とも哀しい晩餐となってしまいましたとさ。
事前に何のリサーチもしないまま出発してしまったために、よけいな苦労を重ねる結果となってしまった父娘キャラバン。ふだんは「行き当たりばったり」な旅をしているので、つい面倒くさくて…。
事前リサーチは大事だと痛感した旅ではありましたが、トラブルやイレギュラーを楽しむ心の余裕も必要だなと反省しました。せっかくの旅、もっとおおらかな気持ちでいなくては。

途中ちょっと端折ってしまいましたが無事に知人宅に到着し、雨漏り修理もエアコンガス充填も、発電機も見ていただきました。お陰で雨の心配もなく、涼しくドライブを楽しみながらの帰路となりました。
さぁ、帰りはどこに泊まって何を食べようかな。