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農業と窯業と…活気あふれる町でパワーチャージ!
~長崎県・東彼杵町&波佐見町

投稿者:浅野裕見子
投稿日:2018/02/01
  • 出会い・ふれあい
 「長崎県が、県外からの移住希望者のために『お試し移住体験』を企画し、そのツールとしてキャンピングカーを貸し出している」と聞いて、取材のため、夫婦で出かけました。
高校3年の修学旅行以来の長崎県。訪れた東彼杵(ひがしそのぎ)や波佐見(はさみ)は、いわゆる有名な観光地ではありません。さて、何にもなさそうな(失礼!)この町、「どんな旅になるんだろう…」。飛行機の機内では、期待半分、心配半分でした。
 

確かに名産だってことは、よくわかりました(笑)

軽キャンピングカーでアップダウンもスイスイ!

 空港近くのレンタカー屋さんで、県が導入したという軽キャンピングカーを拝借。さっそく、東彼杵町へと向かいます。
東彼杵。正直に白状すると、行く前には何と読むのかさえ知りませんでした。
この町の主力産業は農業。特にお茶の名産地なのだとか。
夜お世話になるRVパーク「彼杵の庄」にチェックインしたら、かたわらに自動販売機が
 せっかくなので、東彼杵の町をドライブしてまわることに。
実はここ、海に面して入るものの、海岸線を少し離れるとすぐ坂道に。結構急峻な山道になります。軽トラックベースのキャンピングカーでぐいぐいとワインディングを進むうち、突然視界が開けて段々畑になった茶畑や棚田の景色が…。
「東日本大震災を機に、我が子に安心・安全なものを食べさせたいと、埼玉県から移住して来られた方もいます。この町の農家さんの真面目な仕事ぶりに感動して、自分でも農業を始められたんですよ」。
町役場の方に伺った話を思い出しながら改めて見渡してみると、田んぼや茶畑のほかにも、養鶏場、果樹園…。働く人たちの姿を見ると、おじいちゃん・おばあちゃんばっかりかと思いきや、若い人の姿もちらほら。
 街道筋にはコンビニもたくさん。コンビニエンスストアはマーケティングデータに従って出店しているはずなので、この町がそれだけ活気があるという証拠なのだなと実感。ベビーカーを押した若いお母さん方もお見かけして、「あ、ここは子育てしたいと思える町なんだ…」と意味もなくうれしくなる。

まるでトレンドスポット? オシャレな波佐見

 翌日は焼き物の町、波佐見へ。窯業で栄えた町だけあって、窯元はもちろん、生地の成形を専門にする店やギャラリーもたくさん。
お隣の有田は伝統的な柄・形の食器が多いのに比べ、波佐見は型にはまらない自由な感性の商品が多いんです。洗練されたモダンなデザインで、現代の生活にしっくりなじむ食器や雑貨で人気上昇中。新たな陶芸の可能性に挑戦するために、全国から若いアーティストが集まってきているのだとか。
お昼時、ランチを兼ねてふらりと立ち寄ったカフェ・レストランが「モンネ・ルギ・ムック」。代官山か中目黒あたりにありそうな、古い建物をそのまま生かしたおしゃれなお店!使い込まれた柱や廊下。古い家具が並べられ、センスのいいお宅に招かれたような居心地のよさ。地元の野菜をふんだんに使ったランチを堪能したら、同じ敷地内のギャラリー&雑貨ショップへ。 都内のギャラリーで見かけたことのある器や生活雑貨もちらほら。そうか、あれは波佐見の製品だったんだ…と改めて再確認。
 水も空気も食べ物もおいしくて、オシャレなギャラリーやショップもあって。仕事があるなら、移住してもいいかも…と思えるほどの心地よさを堪能しました。

地元の人に近い!RVパークの旅

 その夜は温泉施設「龍神温泉」RVパークに宿泊。入浴施設の駐車場の一角がRVパークになっています。
そして、長崎の人たちは好奇心が旺盛!
温泉からあがって車内でくつろいでいると「これがキャンピングカーかあ」という声が聞こえてきます。おや?と思ってドアを開けてみると、いかにも風呂上りのつやつやした笑顔がふたつ。地元のおじさん・おばさんカップルでした。
「ありゃ。ふたりで新婚旅行ば、しとるとですか?」
おばさん、御冗談を。
「へえ、これが軽自動車ベース?中、意外と広かねえ」
おじさんはキャンピングカーに興味津々です。
旅館やホテルの旅だったら、きっと言葉を交わすこともなかったであろう人たち。飾らない、地元の素顔に出合えるのも、人々の暮らす街に設けられたRVパークならではの楽しみです。
 わずか二泊、長崎の田舎町に滞在した旅は、まさにスローライフ。海山の豊かさ。人の優しさ、温かさ。そして素晴らしい手仕事の数々と、それを誇りに思う人々の笑顔。
暮らすように旅するRVパークめぐり。次はどこで「暮らして」みようかな。